2025.10.03
2025.10.03
ブログ
10月
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長崎の街は「おくんち」の音色に包まれます。
太鼓や笛の響きが石畳を渡り、人々の心をどこか誇らしく高揚させていく。
その光景は、受け継がれる文化が日常に息づくことの豊かさを教えてくれます。
住まいの中にも、こうした「季節の記憶」を取り込む工夫があります。
窓から射すやわらかな秋の光、旬の恵みを囲む食卓、夕暮れにともる灯り。
どれも特別なものではないけれど、その積み重ねが暮らしを彩り、家族の物語を形づくっていきます。
街がおくんちで華やぐように、家もまた、日常を美しく照らす舞台となる。
文化と暮らしが響き合う瞬間にこそ、住まいの本当の豊かさが宿るのだと思います。